参加アーティスト

武谷大介

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神奈川県出身。カナダトロント市と日本を拠点に活動。現代社会の妥当性を検証するプロセスを通じて、その隠された二面性をペインティング、立体、インスタレーションといった多様な形態の作品として表現する。武谷の作品の一番の特徴は、自己をその現場に置きその現場を理解するということが作品制作そのものだということである。きれいな花を見てその美しさを描写するのではなく、自分の置かれている状況を作品制作を通じて理解しようとする作家の努力がそこにある。自身の名前が「大好き」と間違って発音されていた事に起因した「Everybody Loves You」、美術教諭としての日々の経験からこどもの感情や内面に着目した「こどもの絵」、大きな抽象的な空と緻密に描かれた風景のハイブリッド絵画「空Kara」などに定評。

震災後は、カナダと日本を長期的に巡回中の「遠足プロジェクト」主宰、ワークショップを中心とした「大地プロジェクト」、また「明日:アーティストフォージャパン」のディレクションやMOCCAでの個展「GOD Loves Japan」など(トロント)、国内外で精力的に活動している。二本松市少年隊員の武谷剛介の遠い子孫にあたり、現在「FUKUSHIMA:アリスの迷い込んだ不思議の国」プロジェクトを試行錯誤しながら進めている。

武谷大介