Futaba Information
双葉郡について
福島県双葉郡は、日本の東部、太平洋に面した「浜通り」のほぼ中央に位置しています。広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村の8町村で構成される、自然と産業が融合した広大な地域です。東側には美しい海岸線が広がり、西側には豊かな緑をたたえる阿武隈高地が連なっています。年間を通じて温暖で過ごしやすい気候に恵まれ、かつては農業や漁業、そしてエネルギー産業の拠点として栄えてきました。
2011年に発生した東日本大震災と原子力発電所の事故により、地域は甚大な被害を受けました。一時は全町村におよぶ避難指示が出され、住民の生活は一変しました。しかし、国内外からの支援と地域住民の不屈の努力により、復興の歩みは着実に進んでいます。双葉町にある「東日本大震災・原子力災害伝承館」では、震災の教訓を未来へつなぐ貴重な展示が行われています。
一方で、豊かな自然や伝統文化といった本来の魅力も輝きを取り戻しつつあります。富岡町の「夜の森の桜並木」は、春になると見事な桜のトンネルを作り出し、多くの人々を魅了します。また、浪江町の「請戸漁港」で水揚げされる新鮮な海の幸や、川内村・葛尾村ののどかな山村風景、各地域に伝わる伝統的なお祭りなど、訪れる人々を温かく迎えるます。
2011年に発生した東日本大震災と原子力発電所の事故により、地域は甚大な被害を受けました。一時は全町村におよぶ避難指示が出され、住民の生活は一変しました。しかし、国内外からの支援と地域住民の不屈の努力により、復興の歩みは着実に進んでいます。双葉町にある「東日本大震災・原子力災害伝承館」では、震災の教訓を未来へつなぐ貴重な展示が行われています。
一方で、豊かな自然や伝統文化といった本来の魅力も輝きを取り戻しつつあります。富岡町の「夜の森の桜並木」は、春になると見事な桜のトンネルを作り出し、多くの人々を魅了します。また、浪江町の「請戸漁港」で水揚げされる新鮮な海の幸や、川内村・葛尾村ののどかな山村風景、各地域に伝わる伝統的なお祭りなど、訪れる人々を温かく迎えるます。
浪江町

請戸漁港
浪江町の請戸漁港は、親潮と黒潮が交わる豊かな海に面し、ヒラメやシラスなど「請戸もの」と呼ばれる高品質な魚介類が揚がる名高い港です。
2011年の東日本大震災による津波や原発事故で壊滅的な被害を受けましたが、2020年には約9年ぶりに競りが再開されました。現在は高度な衛生管理施設も整備され、福島県浜通りの水産業復興を象徴する拠点として活気を取り戻しています。
2011年の東日本大震災による津波や原発事故で壊滅的な被害を受けましたが、2020年には約9年ぶりに競りが再開されました。現在は高度な衛生管理施設も整備され、福島県浜通りの水産業復興を象徴する拠点として活気を取り戻しています。

震災遺構 浪江町立請戸小学校
浪江町の震災遺構・浪江町立請戸小学校は、東日本大震災の津波の脅威と教訓を後世に伝える施設です。海岸から約300メートルの位置にあり、津波により校舎の1階が完全に破壊されました。しかし、当時学校にいた児童と教職員の計93名は、迅速な判断で約1.5キロ離れた大平山へ避難し、全員が奇跡的に生還しました。現在は、防災意識を高めるための学びの場として一般公開されています。
双葉町

双葉ダルマ市
毎年1月の第2土・日曜日に開催される「双葉町ダルマ市」は、江戸時代から300年以上続く新春の伝統行事です。東日本大震災による避難を経て、現在は再び双葉町内での開催が復活しています。会場では、青い縁取りの「太平洋ダルマ」や金色の「町章ダルマ」など、一つひとつ手作業で絵付けされた地域特有の「双葉ダルマ」が限定販売され、多くの来訪者が買い求めます。さらに、東西に分かれて巨大なダルマを引き合う「巨大ダルマ引き合戦」やダルマ神輿、神楽の奉納、多彩な出店などが行われ、新春の町を活気と笑顔で包み込みます。

東日本大震災・原子力災害伝承館
双葉町にある「東日本大震災・原子力災害伝承館」は、2011年に発生した地震、津波、そして原子力災害という未曾有の複合災害の記録と教訓を未来へ伝える施設です。館内では、震災当時のリアルな状況を示す実物資料や、被災者の証言映像、時系列で追う大型スクリーンなどを展示。未曾有の危機に人々がどう立ち向かったか、そして現在に続く復興への歩みを客観的な視点から多角的に紹介しています。防災・減災の意識を高め、これからの社会のあり方を考える契機となる学びの場です。
大熊町

大熊町交流ゾーン
大熊町の大熊町交流ゾーンは、東日本大震災からの復興と、新たなコミュニティ創出の拠点となる複合エリアです。エリア内には、町民の憩いの場である温浴施設「ほっと大熊」や、宿泊施設、商業施設、運動広場などが集まっています。避難先から帰還した住民や移住者、そして地域を訪れる人々が自然に集い、交流できる賑わいの場です。町の新たな歩みと未来への活力を体感できるスポットとして注目されています。
富岡町

夜の森桜並木
富岡町の夜の森(よのもり)桜並木は、東日本大震災からの復興の歩みを象徴する、東北屈指の桜の名所です。全長約2.2キロメートルにわたり、樹齢を重ねたソメイヨシノなど約1,500本の美しい桜のトンネルが広がります。原発事故による避難指示を経て、2022年に全線での立ち入りと花見の観賞が可能になりました。春には見事なライトアップも行われ、華やかな薄ピンク色の絶景が、帰還した住民や多くの観光客を温かく迎えています。

とみおかアーカイブ・ミュージアム
富岡町震災伝承施設 とみおかアーカイブ・ミュージアムは、東日本大震災と原子力災害を「地域の歴史の中に位置づける」をテーマに掲げた博物館です。館内では、町で受け継がれてきた古代からの歴史や豊かな自然とともに、全町避難を余儀なくされた「複合災害」の記録を住民の目線から伝えています。避難誘導中に津波に遭った被災パトカーの現物展示など、突然失われた日常と町の変化を生々しく伝える、震災伝承と未来へ繋ぐための拠点です。
楢葉町

天神岬スポーツ公園
天神岬(てんじんみさき)スポーツ公園は、太平洋を見下ろす高台に広がる、豊かな自然と数々のレジャー施設が融合した総合公園です。広大な敷地内には、絶景のサイクリングロードやキャンプ場、大型遊具、ドッグランなどが揃い、世代を問わず楽しめます。さらに、敷地内には源泉かけ流しの天然温泉が自慢の宿泊施設「しおかぜ荘」もあり、アクティビティ後の汗を流せます。美しい海原を一望しながら、1日中リフレッシュできる浜通りの人気スポットです。

Jヴィレッジ
楢葉町と広野町にまたがるJヴィレッジは、1997年に日本初のサッカーナショナルトレーニングセンターとして開設された聖地です。東日本大震災時は原発事故の収束拠点として使用され、サッカーの灯が一時消えましたが、2019年に全面再開を果たし復興の象徴となりました。現在は全天候型ピッチやホテル、フィットネスジムを完備。日本代表の合宿地や各種大会の舞台として、再び多くのスポーツ選手や観光客を温かく迎えています。
広野町

広野町文化交流施設 ひろの未来館
広野町の広野町文化交流施設 ひろの未来館は、役目を終えた旧幼稚園舎をリノベーションし、2022年にオープンした地域の文化発信拠点です。館内では、町内で発掘された恐竜の化石や土器などの埋蔵文化財を展示しているほか、名作童謡「とんぼのめがね」にまつわる貴重な資料や町の偉人の作品を紹介しています。コワーキングスペースやキッズコーナーも備わり、歴史を学びながら多世代が気軽に集える、町の新たな交流の場として親しまれています。

とんぼのめがね歌碑
広野町の築地ヶ丘公園にあるとんぼのめがね歌碑は、広く親しまれる名作童謡の誕生を記念した碑です。町内で医師として働き、童謡作家でもあった額賀誠志氏が、昭和23年頃に往診先で子どもたちがとんぼと無邪気に遊ぶ姿を見て作詞しました。戦後の混乱期に「子どもたちに明るく育ってほしい」との願いが込められたこの歌は、NHKラジオを通じて全国へ広がりました。現在も「童謡の里」である広野町のシンボルとして愛されています。
葛尾村

葛尾大尽屋敷跡公園
川内村にあるかわうち草野心平記念館「天山文庫」は、村をこよなく愛した「蛙の詩人」草野心平の功績を伝える文学碑です。1966年、心平の還暦を祝って村有志や文学仲間が建てた茅葺き屋根の風情ある建物で、心平自身が蔵書を寄贈し、全国から集まる人々との熱い交流の場としました。現在は心平の愛用品や原稿を展示する記念館とともに一般公開されており、周囲の豊かな緑とせせらぎの中で、詩人が愛した里山の原風景と深い静寂をそのまま体感できます。

天山祭り
川内村で毎年7月第2土曜日に開催される天山(てんざん)祭りは、名誉村民である「蛙の詩人」草野心平を偲ぶ伝統行事です。1966年の「天山文庫」落成を祝い、心平自身も愛した交流会が始まりました。緑豊かな前庭を舞台に、地元の小中学生による詩の朗読や、三匹獅子舞などの郷土芸能が賑やかに披露されます。参加者が酒や山菜料理を持ち寄り、時を忘れて語り合う、文学の香りと温かい融和に満ちた里山の文化祭です。
川内村

かわうち草野心平記念館「天山文庫」
葛尾村の葛尾大尽屋敷跡(かつらおだいじんやしきあと)公園は、江戸時代の豪商「葛尾大尽」こと松本家の屋敷跡を整備した歴史公園です。往時の隆盛を伝える見事な石垣や、復元された茅葺き屋根の長屋門が、里山の風景に美しく溶け込んでいます。春は満開のしだれ桜、秋は色鮮やかな紅葉が敷地内を彩り、四季折々の歴史情緒を感じられる風情ある散策スポットです。大自然の中で深呼吸しながら、村の歴史ロマンと平穏な時間に浸ることができます。

復興交流館 あぜりあ
葛尾村にある葛尾村復興交流館あぜりあは、全村避難からの歩みを伝える復興のシンボルとなる交流施設です。木の温もりあふれる館内には、村の特産品や伝統食「凍み餅」、ブランド羊肉「メルティーシープ」の自販機などが揃う物産コーナーがあります。無料のレンタサイクルや観光案内窓口も完備され、里山旅の拠点に最適です。定期的に開催される「あぜりあ市」などのイベントでも賑わい、人と地域を繋ぐ温かい憩いの場となっています。