開催概要
実行委員
参加アーティスト
イベント情報
ビエンナーレチラシ【PDF 2.2MB】
・アートタウン【PDF】
・ボランティア募集
掲示板
トップ
インターネット展覧会
会津みさと祭り
Koi 鯉 アート のぼり
会津・漆の芸術祭
いわきトリエンナーレ
 
福島現代美術ビエンナーレ2010/Artownアートタウン > 概要
 
開催概要
福島県文化センター

福島現代美術ビエンナーレ ポスター■展覧会名称
福島現代美術ビエンナーレ 2010 HANA
花、華、蘂


1.展覧会趣旨
 「福島現代美術ビエンナーレ」は、6年前から福島で開催されてきた「現代美術の祭典」です。初年度(2004年)、福島大学の学生、院生諸氏が実行委員となり始動しました。
 地方では、未だ号数などの大きさや表現材料を規定した「公募」による美術展が一般的です。そのため、地方に在住する若い人たちが、 インスタレーションやビデオアート等、幅広い表現活動に触れる機会や、これらの多様な現代美術を支援する活動がほとんどない状況でした。そこで「ビエンナーレ」という2年に一度の美術展を通して、福島の地域住民との協働により、「福島の展望を拓く活動」を築き、地域文化を活性化させていきたいという願いを持って本実行委員会が始動しました。
 今回、本事業は、4回目の実施年度を迎えます。福島大学の学生諸氏と地域の人々との協働活動を軸に、県内外はもとより国内外のアーティストの多種多様な芸術活動を紹介し、新しい交流の場を設けたいと思います。
「現代美術」というと、未だ一般には「難しい」とか「堅苦しい」といったイメージがあります。美術を特別なもの、自身の生活とは関係ないと捉えている方も多いでしょう。しかしながら「同時代の美術」は、鑑賞者が実際に五感で「体験する」なかで、地域特有の「場」と関わっていく作品が多く見られ、作家個人の「ものの見方」を介して、地域に新しい価値観の「風」を伝統文化に築くことができるものでしょう。本企画が個々の「壁」を取り払った積極的交信を保つ場となることを願っています。


2010年の実施要綱
1.タイトル
「福島現代美術ビエンナーレ2010 HANA 〜 花,華,葩,蘂 〜」

 今年度の「福島現代美術ビエンナーレ2010」のテーマは、2006年の「空」、2008年の「YAMA」に引き続くものとして「HANA」をイメージしています。
 「HANA」というテーマは、福島には花の名所が多いことに由来します。例えば、福島市の「花見山」のように写真家の秋山庄太郎がたびたび訪れ、「桃源郷」として紹介したことから全国的知名度を得てきた名所があります。その他にも、二本松の菊人形祭り、須賀川の牡丹園、三春の滝桜など、福島県内には公園や寺社、旧跡に、種々な花の名所があります。
 古来、日本人は「花」といえば「桜」を指すほど桜花を愛でてきました。福島市の中心に在る「信夫山」もまた桜の名所です。今回、福島市を中心に開催されるビエンナーレでは、信夫山の麓にある福島県文化センターを中心に据え、福島市街地の商店街に100以上の作品を展示し、各々の点となる機関を線として結んでいきたいと思っています。
 「HANA」のイメージにある「花」と「華」は、各々異なった意味も含有しています。植物の色、香りを楽しませる「花」は、人生の様々なセレモニーの場に使われるものです。プランターや窓辺の一輪ざしの花には、感謝、励まし、慰め、祝福、癒しの力を与えてくれます。「花言葉」や「華道」のように、人々の生き方に関わってくるものもあります。花を贈る人、贈られる人、花を育てる人、鑑賞する人、どちらにも美しいものを目にした時の華やいだ気持ちと明日へ の勇気のようなものが通い合います。  また、美しく華やかに咲き誇る花の使命は、人間が鑑賞することよりも、実を結び次世代を残すためと考えられます。花の中に在る「蘂(ずい、しべ)」の働きが重要です。 福島に花の名所が多いことの背景には、もう一つ、「くだもの」の産地であるということが挙げられます。盆地に広がるモモ、ナシ、リンゴ等の果樹園が花に包まれた時の景観の素晴らしさに加えて、たわわな実をつけたときの眺めにも目を奪われます。
 このように、今回のビエンナーレでは「HANA」をテーマにして、福島の地に多くの人々が集う場を設け、創作活動、鑑賞活動、体験活動といった多種多様なアート活動を通して、交流を深めあい、芳醇な実を実らせる芸術祭としていきたいと思います。

2.展示会の内容

「福島発信」の文化活動をより一層推進していくため福島に関連したテーマの設定し、 「三つの柱」に基づき、以下の関連企画を開催。

  • 本年度のテーマは「HANA」

【三つの柱】
 1.大学機関と地域との連携
(大学生、学校関係者と地域住民が連携しての企画運営)

 2.地域住民と「同時代の美術、多国籍の若手作家」との交流

  • 海外作家との交流
    これまでドイツ、ポーランド、イギリス、アメリカ、メキシコ等の作家が来福
  • 多様な現代美術の作品の紹介と子どもたちに向けたワークショップの開催

 3.多種多様な芸術活動から発進する地域づくり

  • 平面、立体、インスタレーション、ビデオアート、アニメーション
  • パフォーマンスによる「個人の身体」を基盤にした活動の重視

関連企画1:「パフォーマンス・アート」
        ポエトリーパフォーマンス
        ダンスパフォーマンス
関連企画2:「ワークショップ」
関連企画3:「シンポジウム」

3.日程/会場

福島県文化センター展示室
2010年10月16日(土)〜10月24日(日)
10:00〜18:00 (最終日は16:00まで)

ARTOWN アートタウン

福島現代美術ビエンナーレは、隔年で開催されてきた 「 同時代 」 の芸術の祭典です。
インスタレーションやビデオアート、パフォーマンスなど、福島では幅広い芸術を支援する活動がほとんどない中で、福島大学の学生、院生が実行委員となって2004年に始動しました。
本企画のArtown ( アートタウン ) は、芸術 「 Art 」 と街 「 Town 」 、私たち 「 Own 」 の住む場所 「 at : @ 」 をつなげるプロジェクトとして2006年に生まれた言葉です。福島の市街地、商店街やギャラリーを舞台に、福島にゆかりのある作家、国内外の国際的なアーティストの多種多様な芸術作品が展示されます。

日程/会場

福島市街地(パセオ通り周辺)
2010年10月1日(金)〜10月31日(日)
各店舗によって開館時間が異なります。

  ▲このページのトップへ
©2010 Contemporary Art Biennare Of Fukushima/Artown 2010. All Rights Reserved.