海神(わだつみ)の芸術祭は、南相馬市ではじめて開催される芸術祭です。
南相馬を舞台に、「海神」をキーワードとした作品を中心に、国内外で活躍している新進気鋭のアーティストによる現代アートの展示、映画の上映会、ワークショップなどを開催し、南相馬の伝統的な藝術・文化と現代アートとの融合による新たなイメージ展開を図っていきます。
南相馬市では、明治・大正・昭和初期に建設された建物群を観光資源として修復・保存し、市民はもとより観光客のための誘客施設として利活用を図る「大正ロマン保存事業」が進められてきました。
朝日座は、1923年(大正12年)に開館した歴史的建造物です。銘醸館もまた旧松本銘醸の建築物を再生させた歴史的建造物であり、野馬追通りから市民文化会館へ通り抜けられるオープンスペース内には文化施設が点在しています。今回の芸術祭では、これらの地域を巡回する機能も果たします。