開催趣旨

「重陽の芸術祭」とは?
「重陽の芸術祭」は,「福島現代美術ビエンナーレ2016」から誕生した二本松市を拠点に開催される現代アートの祭典です。
開催初日となる9月9日の「重陽」は,日本酒に菊を浮かべて不老長寿を願う節句です。二本松城(霞ケ城)は全国一の規模をほこる菊人形祭が開催されており,菊は古来より薬草としても用いられ,延寿の力があるとされてきました。菊は他の花に比べて花期も長く,日本の国花としても親しまれています。菊を眺めながら宴を催し,菊を用いて厄祓いや長寿祈願をする「重陽の節句」は,五節供の中で最も重要な日でした。
菊と日本酒による「重陽」を主軸に,能や歌舞伎で有名な「黒塚」の安達が原,永遠の愛を詠った「智恵子抄」の高村智恵子の生家などを会場に、最先端のアートを通して,地域文化に触れ,国際交流を活性化させる機会を設けています。
二本松は,奥の松酒造や大七酒造など,世界的に有名な日本酒の産地でもあります。明治初期に建てられた智恵子の生家も造り酒屋でした。新酒の醸成を伝える杉玉が今も下がっています。高村光太郎の『智恵子抄』に詠われているように,智恵子が愛してやまなかった「ほんとの空」。そのふるさとの自然,安達太良山と阿武隈川が見られる地でもあります。
「重陽」を主軸に、二本松の地で、現代アート(絵画,彫刻,工芸,インスタレーション,ダンスや詩のパフォーマンス,ビデオアート,アニメーション,映画)とともに,ワークショップやシンポジウムが開催されます。

二本松 重陽の芸術祭のキーワード

・日本一の菊人形祭
・智恵子の生誕の地
・国際的な日本酒の産地
・黒塚伝説,安達が原の鬼婆

実施体制
 

主催:重陽の芸術祭 実行委員会

共催:二本松市、二本松市教育委員会、株式会社二本松市振興公社、はま・なか・あいづ文化連携プロジェクト 安達ヶ原の鬼婆伝説「黒塚」

助成:平成29年度福島県地域創生総合事業、株式会社レーサム

後援:福島県/福島民報社/福島民友新聞社/朝日新聞福島総局/毎日新聞福島総局/読売新聞福島総局/河北新報社/福島リビング新聞社/福島中央新報社/NHK福島放送局/福島テレビ/福島中央テレビ/福島放送/テレビユー福島/ラジオ福島/ふくしまFM/福島コミュニティ放送FMポコ/株式会社ぶらっとWeb放送

重陽の芸術祭実行委員会
実行委員長 鈴木 隆((株)二本松市振興公社 ゼネラルマネージャー)
副実行委員長 安斎 文彦(にほんまつ観光協会 会長)
太田 英晴(大七酒造株式会社 代表取締役社長)
大山 采子(大山忠作美術館 運営協議会 特別顧問)
事務局長 熊本朋美((株)二本松市振興公社)
事務局次長 根本由美子((株)二本松市振興公社)
事務局員 二階堂貴子、佐藤光明、押山啓史、武藤由佳、吉清水朋子、石田敬一 ((株)二本松市振興公社)
監事 丹野光太郎(にほんまつ観光協会 事務局長)
浅井健吾(にほんまつ未来創造ネットワーク)
実行委員 塩田英勝(二本松市役所 産業部 観光課長)
荒木光義(二本松市役所 産業部 商工課課長)
根本 実(二本松市教育委員会 文化課課長)
服部正人(二本松市教育委員会 文化課係長)
大松佳子(にほんまつ未来創造ネットワーク 事務局長)
篠塚尚子(にほんまつ観光協会)
鈴木安一(一般財団法人 岳温泉観光協会 会長)
加藤正弘(一般財団法人 岳温泉観光協会 専務)
二瓶明子(一般財団法人 岳温泉観光協会 副会長)
平 聖一(一般財団法人 岳温泉観光協会 副会長)
大内啓子(一般財団法人 岳温泉観光協会)
大河内宏明(NPO法人 まちづくり二本松 理事長)
加登島健一(NPO法人 まちづくり二本松 主任)
野地 泰(株式会社 大七酒造 総務部長)
藝術監督(総合ディレクター) 渡邊晃一(福島大学 教授/芸術による地域創造研究所 所長)